記憶

 

 

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「それじゃぁ一度部屋に戻るね」

「あとで学食にこれるかな?」

「うん、場所は覚えたから大丈夫っ」

「それならまた後で電話するね」

「また後でね、お兄ちゃん」

そういって理華は部屋を出ていた

 

 

 


直枝理華  僕の妹

同い年の妹というのも不思議なものだ

 

「妹・・・か・・・」

まだ実感はわかない

でもこれだけは分かる 

理華は僕にとって唯一の肉親なんだ

理華には辛い思いをさせたくない

恭介と鈴、葉留佳さんと佳奈多さんのように仲の良い兄弟でいたい

心からそう思った

 

どうしてだろう

本当は大好きなのにいがみ合う姉妹

どうしても相容れることのできない姉妹

そんな様子が心に浮かぶ

そんなはずはない

僕の知っているその姉妹はとっても仲好しだ

この記憶は何なのだろう?

『あの世界』の記憶だろうか・・・

そう考えていると部屋のドアが開いた

 

 

 


「おう、理樹もう大丈夫か?」

「あ、真人 気を利かせてくれたんだよね ありがとう」

「いいってことよ」

「どうだった 妹さんはよ」

「うん、なんとかうまくやっていけそうだよ」

「そうか・・そいつは良かった 兄妹でいがみあってるのは嫌だからな・・・」

「それでさ、リトルバスターズに誘っちゃったんだけど・・・良かったかな?」

「いいんじゃねぇか? 理樹の妹だってんなら大歓迎だぜ!」

「良かった 今日夕食のとき紹介するよ」

「おう、それじゃぁそろそろ学食に行くか」

「うん、みんなにもメールを送っておくね」

 

リトルバスターズに新メンバーが加入しました

紹介したいので学食まで来てください

 

そうメールを打って僕達は学食へ向かった

 

 

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短いですがとりあえず上げておきます

最近急に忙しくなりました・・・

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